2008年07月28日

乞うご期待

 俗に言う「生まれ故郷」という所へ弟君と行ってきた。
 何年ぶりに歩く町並みだろう?たぶん15年とか20年ぶりになるんじゃないだろうか?
 南北の高台に武家屋敷、 その高台の谷部分に商人の生活空間が東西に走っている、そんな城下町。小学校の正門には、昔の藩校の門がそのまま使われているし、毎朝歩く通学路は城下町特有のあの土壁に挟まれたもの。石段も沢山ある。馬で駆け上れるようにと段差がすごく小さく、また、一段一段の幅が広い、結構珍しい感じの石段。武家屋敷の向こうには寺町がある。迷路のように入り組んでいて面白い路地もある。
 大人になって帰ってみると、とにかく道幅や街全体がとても小さく見える。えー、こんなに幅が狭かったの?っていう道ばかりで、下手をするとうっかり見落としてしまう。実際、今回、見落としてしまった坂があった。ウソではない。観光の為に谷町などがすっかりきれいに整備されてしまって、昔何があったところかさっぱり見当がつかないわけ。毎日歩いていた通学路。好きな子に会えないかと期待して行っていた本屋。ほとんどが様変わりしてなくなっていた。俺の青春を返しやがれ!と叫びたくなる。
 町の整備をするもよし。観光開発をするもよし。でもなあ、ここまで変えることもなかろうになあ、というのが正直な気持ち。きっと、若い衆のアイデアやよそから来た切れ者のアイデアでこんな風になっちゃったんだろうけど、小さい町はそれなりに背伸びせず細々とやっていればいいのではないかなあ・・・寂しいような・・・
 
 町の様子は、その内、弟君がビデオをアップしてくれるだろう。乞うご期待。
posted by 「収穫」 at 01:05| 福岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月18日

おおお!

 この歳になってもまだ職場でニューバランスのスニーカーを履いている。かかとのあたりがかなりすりへってきたし、そろそろ替え時かもしれない。ジーンズの尻ポッケも破れてきたし、これも替え時かもな。最近の自分のファッションって、よく見るとほとんどヨレヨレの姿。まあ、誰が気にするわけでもないし、いいか。
 そんなヨレヨレの姿で仕事中、オフィスの電話が鳴る。知り合いからで、何でも夕食をおごってくださるそうだ。ほう、これはありがたい。もちろん行きますがな。っていうのも、私、その人がタバコを吸わないし、おまけに下戸だってことを知っているからね。酔っぱらう事もなく、楽しい食事になる事は請け合い。
 小さな小料理屋さんへ連れて行かれる。わあ、こ、これは・・・小汚いというか年季が入っていると言うか。私のヨレヨレファッションに合わせたかのようなお店。なんでも30年近く通っている所らしく、隠れた名店だそうだ。魚料理が中心で、いやあ、本当にうまかった。ありがちなパタンだけど、大将はちょっと変わり者。以前一見さんが刺身を食って、「こりゃあ固いな」とつぶやいたら、「刺身の味もわからねえやつは帰ってくれ」とその客を追い出してしまった事があるらしい。ははは、こんな旦那じゃ、奥さん苦労したろうねえ。しかし、旨かった。食事中聞いた知り合いの話もやっぱり面白いものだったしね、来てよかったよ、全く。年配の方の話は面白いよねえ、ホント。あ、この知り合いっていうのは、もうかれこれ70ちかい紳士なんだな。
 「アーザース!」と元気よく頭を下げて、さあ、帰ろうかと思いきや。
 「まあ、まあ、もう一軒」
 いいっすよ〜、行きましょう。でも、もう腹には何も入りませんが。で、どこへ?と思いながらタクシーに乗る。
 「あ〜、すみませんが、***まで、お願いします」と紳士が運転手に言っている。
 え?***って、ひょっとして、ナ・カ・ス?私がこの歳になるまで足を踏み入れた事がなかった、あの夜の中州?ひえ〜・・・この格好で?などとワナワナしていると、タクシーはやっぱり中州に。
 連れて行かれたのは、某、高級クラブ?スナック?なんて呼ぶのかさえわからないが。トントントンって、階段を下りた地下に、魅惑の空間が。おお、これが夜の中州?テレビと同じじゃん。ベストを着た若い兄さん、ドレスの女性、和服の女。跪くボーイ。おおお、すばらしい。
 案内された席には、一人の男性が既にいて、我々を待っていた。紳士のお知り合いらしい。この男性もやっぱり紳士。どっかの社長さん。とわいえ、中州デビューの私は、なんとなく恐いからさりげなく壁際に座る。この、小心者。私の前には私の知り合いの紳士、横にはもう一人の紳士。と、すぐにそれが正解だったことに気づく。だって、我々が座った瞬間に、サーって三人も女性が我々のブースにやってきて、勝手に座るんだもの。おお、これも、テレビと同じじゃん。テーブルの上には、おおお、ピーナッツ・・・ビビるな、たかがピーナッツ。カラカラカラ。おねえさんたちは勝手に酒の瓶の蓋を開けて、水割りを作る。おおお、これもテレビと・・・って本日の日記には何度「おおお」をいれれば良いのか?
 きれいなおねえさんに、適度な色気、酒・・・こりゃあ、金があったら病み付きになる人もいるだろうなあ。名刺たくさんもらっちゃった。ウーロン茶片手にしばしこの雰囲気を楽しむ。お酒が飲めて、お金があれば結構楽しい気にさせてもらえる空間ではある。しかーし、お酒をほとんど飲まなくなった貧乏人の私には、やっぱり縁のない世界。だいたいこんなファッションじゃだめでしょ。さらば中州。さらば高級クラブ。さらばおねえさんたち。
posted by 「収穫」 at 07:38| 福岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月13日

メルがなつかしい

 頭の悪い犬ほどよく吠える。小さい頃からなぜかそう思っている。
 職場からの帰り道、何年経っても私に吠えるバカ犬さんがいる。八百屋さんの店先につながれた犬。毎日毎日、飽きもせずによく吠える。その吠え方が異様なんだわ。ウァンワンワワワみたいな感じでね、首輪につながった鎖を引きちぎらんばかりの勢いで突進してきて、前足なんか浮いちゃうんだよ。バカだから自分の首がしまることもわかっていないんだな。あんまりうるさいからそいつとは反対側の歩道を歩くんだけど、それでも道越しに吠える。時々石でも投げつけてやろうかって思う。
 先日のこと。そのバカ犬君がゴルフボールで遊んでいた。遊びに夢中で私に吠える事も忘れている。ほう〜、バカはバカなりに、遊びを覚えたか。しかし、ボールをくわえては放しくわえては放し、一体何がおもしろいんだろう。まあ、ちょっとはかわいいところもあるじゃないか、と思っていたら、その犬、ゴルフボールをくわえ損なって道に転がしてしまった。ホント、ドジな犬だなあ。すると、運悪く、そのボールが私の足下にコロコロと転がってきたじゃないか。ふん、どうせなら、このボールをどこか遠くへ蹴っ飛ばしてやろうかな、とも思ったんだけど、あいつを見ると、舌をダランと垂らして訴えるように私を見ている。あれえ?こういう時は吠えないのか?ゲンキンだねえ、と思ったが、優しい私はポンとあいつに向かってボールを蹴ってやった。喜ぶあいつ。ふーん、よりによって、あんなバカ犬と友情が芽生えるなんてな。長年の戦いも、こんな形で終るとは。
 翌日、我が友に逢うべく、いつもの帰路を急ぐ私。
 ウーワンワンワアアワアアン。前足を宙に浮かせて吠え狂うアイツ。呆れてものが言えん。
 本当にバカな犬だ。

 メルがなつかしい。
posted by 「収穫」 at 18:46| 福岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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