東後勝明さんの講演に行ってきました。
年輩の方にはラジオ英会話でおなじみの超有名人なんですが、若い方にはもうわからないのかもしれません。
東後先生の素晴らしい点は、多くの英語の音声教材をご自分の声で作られている点ですね。
大学のお偉い先生方は、「初級〜」とか「〜入門」とかそういうタイトルをつけた英語音声学の教科書を出版して大学生に買わせていますが、内容というととても初級の内容ではなく、自分の研究成果を叩き込んだようなもの。普通知らないよーというレベルの細かい説明まであり(初級なのに)、おまけに付いている音声教材のCDなどはネイティブスピーカーによるものです。これは詐欺ですね。だって、こうやったらネイティブの発音になるということを本の中でトウトウと書いて(おまけに練習問題まであるのに)、音声のモデルは書いた本人ではなく英語のネイティブスピーカーなんですから。
東後先生は、その点がしっかりしてますね。書いている内容をご自分で実践し、音声をちゃんと自分で入れている。あっぱれですよ。
ですから、私にとっては、東後先生はヒーローなわけです、はい。
本日の講演内容ですが、ご専門の英語のお話にももちろん感動しましたが、言葉、音、神など、東後先生がキリスト教の立場からお話された部分の方が私には興味深いものがありました。オーディエンスの中に、お話に涙している女性もいましたよ。
やはり、一時代を築いた方のお話は重みがあります。
posted by 「収穫」 at 04:41| 福岡 ☁|
日記
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